會澤翼捕手はFA権行使せず残留することが決定しました。
今オフでFA権を獲得した3選手のうちの1人であった會澤は佐々岡新監督との電話で残留を強く希望されFA権を行使するかどうかを迷っていた。
會澤は監督の交代でFA権行使への影響は大いにあるとコメントしていたが、監督交代が功を奏したのか残留する意向を固めました。
會澤は今季126試合に出場しており、リーグトップの得点圏打率3割5分1厘をマークし勝負強さを見せていた。
キャッチャーながらクリーンナップを任されることもあり、”打てるキャッチャー”としてカープの正捕手の座を勝ち取っていました。
一部では巨人の原監督が會澤をFAで獲得しようとしているのではとうわさが流れていたが、會澤はカープへの残留を決めたようです。
気になるのはカープに残ったことで年俸がどれくらい上がるのかということでしょう。
今期は9200万円でサインしていた會澤ですが、今シーズンは選手会長としてもチームを引っ張り、チャンスに強いバッティングで何度もチームを勝利に導いています。
契約更改では1億円を超えることはまず間違いないでしょう。
外国人選手を除いたカープ生え抜きの選手の中では8人目の1億円プレイヤーの誕生となります。
ちなみにほかの1億円越えのプレイヤーは以下の通りです。
- 菊池涼介・・・2億4000万
- 田中広輔・・・1億8000万
- 中崎翔太・・・1億6000万
- 鈴木誠也・・・1億6000万
- 大瀬良大地・・・1億4500万
- 野村祐輔・・・1億2000万
- 松山竜平・・・1億
この選手の中には今期減俸されて1億円を切るプレイヤーもいると思いますが、来シーズンの活躍を期待したいですね。
残りの2選手は?
ちなみに今シーズンFA権を取得しているのは會澤以外に菊池涼介と野村祐輔がいます。
菊池は今シーズンが始まる前からメジャー挑戦の意向を明らかにしており動向が注目されています。
ただ今シーズンの成績ではメジャーで活躍するのは難しいと考えられ、仮に行けたとしてもメジャーに昇格できるかどうかのきわどいところでプレイしなければいけない可能性も高いでしょう。
国内に残るとしたらセカンドがほしい球団は山ほどあるでしょう。
巨人もそのうちの一つなのですが、カープファンとしては丸を取られているので絶対に巨人に入ってほしくないところですね。
もう一人の取得選手である野村祐輔は今シーズンは故障もあり6勝5敗防御率4.06と不本意な結果に終わっています。
2017年以降思うように結果が出ていない野村祐輔ですが、投手陣の立て直しが急務なカープにとって先発候補が一人抜けるというのは大きな痛手となってしまいます。
野村祐輔は急速よりもコントロールと球のキレで勝負するピッチャーですが、今シーズンはボールにキレがなくバッターに対応されるシーンが何度もありました。
やはり基本となるストレートのキレが悪くなると打たれやすくなるので今オフはそこをどう改善するかがポイントですね。
両選手とも10月8日にスタートした秋季キャンプには参加しているので、佐々岡新監督と何らかの話し合いが行われるのは間違いないでしょう。
もちろん残留してほしいですがとりあえず今は温かい目で見守ることにしましょう。
<2019.10.11追記>
會澤の契約は3年契約で6億円で基本合意しているとのこと。
鈴木球団本部長は「良かった。3年契約だけどうちは40歳ぐらいまでやるからね。死球が多いので気をつけてほしい」と“生涯契約”までほのめかしているそうです。
もし仮にFAをしていたら2億円以上にはなっていたことを考えるとせめて2億5000万円ぐらいは出してほしかったところではありますね。
まあでも残ったことで確実に選手としての寿命も長くなったでしょうし、いずれはファーストなどにコンバートして打撃で活躍してくれれば文句なしですね。