カープの守護神である中崎投手が左膝半月板手術を行ったことを球団が発表しました。
中崎は3連覇に抑えとして貢献していましたが2019年シーズンは精彩を欠き2度の2軍落ちを経験していました。
今季の成績は36試合の登板で3勝3敗9セーブ、防御率4.08と3連覇した時に比べると明らかに悪くなっています。
しかもシーズン途中から悪くなったとかではなく誰が見てもシーズン開幕当初からボールにキレがなく抑えとして不安しかありませんでした。
それなのに緒方前監督は中崎を抑えで使い続け逆転のカープが逆転されるという悪夢を何度見たことか。
まあこれは調子が戻らない中崎が悪いわけではなく使い続けた緒方監督が悪かったのですが。
結局シーズン途中で抑えをフランスアに変更し中崎はその前を投げるという形になりましたが、それでも球威は戻ってこず2軍おちとなります。
試合を見るしかないファンは何が原因かもわからず、ただただ緒方監督の采配に不満を持ったという方も多いでしょう。
若手と中堅の台頭
しかしそんな中でもいくつかの収穫はあったでしょう。
1つは左の先発として期待されながらも結果が残せていなかった中村恭平がセットアッパーとして活躍したこと。
もう一つは若手の遠藤が同じようにセットアッパーとして活躍してくれたことです。
ほかにも楽天に行った福井とトレードでやってきた菊池投手も頑張ってくれましたし、カープの抑えの方程式が大きく変わった1年だったことは間違いありません。
計算外だったのは獲得した外国人投手がことごとくだめだった点ですね。
やっぱりセットアッパーを任せるならストレートでガンガン押せるピッチャーでないと難しいですよね。
特にカープには技巧派の先発が多いのでその点のギャップもありますし。
来シーズンへ向けて投手陣の立て直しは急務となっているのでこれからの変化に期待ですね。
話を戻すと、中崎の不調が膝のせいだったのかはわかりませんが、個人的には何となく上体が上がっているような気はしていました。
これが膝のせいだったのなら納得はできますね。
とにかく中崎が復調するためにはストレートのキレを取り戻すしか道はないでしょう。
今回の手術がいい方向に向いてくれると嬉しいですね。
抑えを任せるのは難しいにしてもセットアッパーの一角として活躍してもらいたいです。