カープは12月1日、南アフリカ出身のテイラー・スコット投手(27歳)を新たに獲得したことを明らかにしました。
契約金17万5000ドル(約1925万円)、年俸52万5000ドル(約5775万円、金額はすべて推定)での契約となっており、背番号はまだ未定とのこと。
NPBにアフリカ出身の選手が移籍してきたのは初めてのことなので注目を浴びています。
テイラー・スコット投手の略歴は次の通りです。
- 2011年-MLBドラフト5巡目(全体159位)でシカゴ・カブスから指名
- 2012年-A-級ボイシ・ホークスでプレー
- 2013年-A級ケーンカウンティ・クーガーズでプレー
- 2014年-A+級デイトナ・カブスでプレー
- 2015年-A+級マートルビーチ・ペリカンズとAA級テネシー・スモーキーズでプレー
- 2016年-独立リーグのスーシティ・エクスプローラーズでプレー
- 2016年7月5日-ミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約
- 2017年7月31日-ジェレミー・ジェフレスとのトレードでテキサス・レンジャーズへ移籍し傘下のAAA級ラウンドロック・エクスプレスでプレー
- 2018年-AAA級ラウンドロックでプレー
- 2019年1月24日-シアトル・マリナーズとマイナー契約
- 2019年6月25日-ボルチモア・オリオールズへ移籍、レギュラーシーズン終了後の10月30日にマイナー契約で傘下のAAA級ノーフォーク・タイズへ
- 2019年12月1日-広島東洋カープへ移籍
こうしてみるとなかなかの苦労人ですね。
マイナーを転々としていただけあって成績もそこまでいいわけではないようです。
テイラー・スコット投手は身長190㎝から繰り出される最速155㎞のストレートとスライダーを武器とした投手のようです。
タイプとしてはこれまでカープが獲得してきた投手と似たような感じですね。
カープでの役割としては中継ぎとしての活躍を期待されており、松田元オーナーは「中継ぎの駒数を増やした。フランスアとDJ・ジョンソンの助っ人同士で、お互いに抜けたところを補える。7回には一岡らがいるし、8、9回を助っ人がカバーしてくれれば」とコメントしているようです(スポニチより引用)。
カープに今必要なのはとりあえず抑えを任せられる投手なのでこれら外国人に抑えを任せるつもりなんだと思いますが、若干の不安は残りますね。
やっぱり抑えを任せるには落ちる球が必要になると思いますし三振が取れないと厳しいですからね。
あと外国人投手は3人の起用になるようなので、クリス・ジョンソンは確定として残りの2枠を争う形になりますね。
競争率が激しくなるのならいいんですけど、仕方なく使うようでは今年の二の舞になりそうですね。
まあこればっかりはシーズンが始まってみないとわからないのでこれからに期待しましょう。
とりあえずカープへようこそ。